バラトン湖、伝説の湖

バラトン湖(Balaton)は静けさや安穏といった多忙な日々を過ごした後に誰でも必要とするものが何でもそろっています。たとえば、新鮮なワイン、サーフィン、砂浜、フィッシング、サーフボード、コンサート、クラブ、パーティー、パドルボート、ビーチバレーやサイクリング、優雅な宮殿、そして澄んだ空気などなど、書き上げてみれば枚挙にいとまがありません。それらをバラトン湖はすべて持ち合わせています。

バラトン湖北岸のハイライトは19世紀を醸し出すロマンチックなバラトンフレド(Balatonfüred)、息をのむような景観を持ちラベンダーの香りのただようティハニ(Tihany)。数百年前にはこのティハニ半島では間欠泉が吹き出ていました。半島内をハイキングしてみれば月面のような地形を見ることもできます。バラトンウドヴァル(Balatonudvari) とエルヴェーニェシュ(Örvényes)の間にはハンガリーでもっとも壮大なゴルフクラブであるバラトンロイヤルゴルフ&ヨットクラブ(Royal Balaton Golf & Yacht Club)があります。

湖岸沿いに西に向かえば、特徴的な台地状の火山地形が目に止まる白ワインのふるさとバダチョニ(Badacsony)に行き当たります。またこの一帯はハイキングに最適なスポットであるだけではなく地元の神話によればカップルにとってもふさわしい場所と言われていて、バラトン湖を背にバラ石の上に座れば一年以内に結婚にゴールすると言い伝えられています。もちろん、素晴らしい背景から目を背けるのは大変なことと思いますが。

お好きなワインが見つかるまでとことんワインセラー探検をするのもおすすめ。また玄武岩質のバダチョニ山の裏へ回れば、おとぎ話のようなカーリ(Káli)盆地と呼ばれる谷に行き着きます。その谷の静かな村を訪れ、テオドラ・ミネラルウォーター(Theodora Quelle)の水源である、ケーククトー(Kékkút)も見逃せません。

さらに西へ向かえば、世界最大の天然薬用温泉湖ヘーヴィーズ(Hévíz)やハンガリー三大バロック宮殿の一つケストヘイ(Keszthely)のフェシュテティッチ(Festetics)宮殿があります。もし、優雅な宮殿と対照的なものが好きなら、小さなジャングル、キシュバラトン(Kis-Balaton)をお見逃しなく。ここは絶滅危惧植物と野鳥の楽園ともいえる場所で、渡りの時期には数万羽が飛来し、バードウォッチャーによれば250種類もの野鳥を観察し、そのうち27種は貴重種です。

一方、バラトン湖南岸は静けさを持つ魅力的な場所です。伝統的な芸術品や民芸品、ワイナリー、優雅な城館ホテル、欧州最大のクルミ農園など個性的な小さな町が点在しています。もっとも、パーティーサイトとして名高いシオーフォク(Siófok)を訪れない限り完ぺきとは言えません。昼間はいくつもあるプールの一つで仲間とくつろいだ時間を過ごしたり、ウェークボードで絹のように滑らかな湖上で楽しんだり、この小さな町は、すべてのパーティーシーンにふさわしい湖岸のパブや美食がそろっています。